『三澤紗千香』初の作詞・作曲「I’m here」リリース!「歌詞とメロディがいっしょに降ってきた」
三澤紗千香「I'm here」が「お願い!ランキング 」 10月度エンディングテーマソングに決定 - モデルプレス 三澤紗千香「I'm here」が「お願い!ランキング 」 10月度エンディングテーマソングに決定 モデルプレス (出典:モデルプレス) |
三澤 紗千香(みさわ さちか、1993年1月13日 - )は、日本の女性声優、歌手。スペースクラフト・エージェンシー所属。 2009年2月、「KADOKAWA×UP-FRONT STYLE アイドル☆声優オーディション 2008」のグランプリを受賞。約1500人の応募者から選ばれた。同年4月、テレビ 96キロバイト (9,139 語) - 2020年9月29日 (火) 15:01 (出典:Wikipedia) |
楽しみですね!
人気シリーズ『BanG Dream!』で青葉モカを演じる人気声優・三澤紗千香。
2020年4月にソロアーティストとして1stシングル「この手は」をリリースしたばかりだが、このたびはやくも2ndシングル「I’m here / With You」を発表。
また「I’m here」は三澤本人が初めて作詞・作曲を手がけた楽曲でもあるなど、驚きのダブルA面仕様となっている。
インタビューでは作詞・作曲に挑戦した経緯を中心に、歌を通じて伝えたいこと、さらには幼少期から大好きなハロプロ(ハロー!プロジェクト)への想いまで、幅広くお話を伺った。
■ 作詞・作曲への挑戦は10年前から!
ーー今年4月の1stシングル「この手は」から半年を待たずにニューシングルをリリースされます。かなり早いペースですよね。
そうですね。私自身、まさかこんなに早く次が出せるとは思っていませんでした。実際、1stシングルを出すときには「次が出せるかどうかは売れ行き次第だよ」って言われていたんですけど、ファンの皆さんの頑張りのおかげで、予想以上にセールスが好調だったようで(笑)。
ーーまた今回は、自ら作詞作曲を手がけた楽曲「I’m here」が収録されています。これは以前から考えて準備されていたんですか?
いえ。これは偶然というか奇跡というか。じつは10年くらい前から、いつかは自分で作詞や作曲がしたいなとは思っていたんですけど、これまでなかなかうまく形にならなかったんです。
ふと歌詞やメロディが思いつくことはあっても、どれも断片的で、曲として完成することはなくて。
でも今回は、なぜか歌詞とメロディがいっしょに降ってきたんです。
ですよね(笑)。それで慌ててボイスメモに録音したんですけど、アカペラ音源をみんなに聴かせるのが恥ずかしかったので、以前の音楽活動でお手伝いして下さっていた千葉"naotyu-"直樹さんに連絡して「編曲してください」って個人的に頼んだんです。
ーースタッフ陣に聴かせる前に、まずは自前でデモ音源を作ったんですね。
そうです。もともと今回のシングルは「With You」の一曲だけで出す予定だったんですね。
6月にそれを決定する会議のようなものがあったんですけど、その数日前に楽曲が降ってきて、打ち合わせ日の朝に「I’m here」のデモ音源が上がったので、それをそのまま会議に持ち込んでプレゼンしたんです。
自作の歌詞カードを配って「別に今回に入れなくてもいいんですけど、曲だけ聞いてもらっていいですか?」って。そしたら「両A面で行こう!」って言っていただけて。
あはは。たしかに6月の頭に突然できた曲が9月にリリースされるなんて、自分でもびっくりです。
ーーでも10年間なかなかできなかったものが、ここにきて急に降ってくるというのもなかなかすごい体験ですよね。
そうですよね。家でゴロゴロしているときに急にできあがって「あ、録らなきゃ!」っていう感じでした。ただ私としては、これまでずっと悩み続けていて、いろいろな作曲本を読んだり楽曲を分析してきたことがようやく実を結んだのかなと思います。
最初にボイスメモに吹き込んだメロディや歌詞は、完成版とほぼほぼなにも変わっていないんですよ。
ーーもしかして天才なのでは?
いやいや、次はいつ出てくるか分かりませんから。
ーー歌唱面でも「I’m here」はこれまでの楽曲とは少し違っていますよね。最初から声をしっかりと出すのではなく、ボソッと呟くように入っていきます。
最初にこの曲を録ったのが自宅だったので、すごい小声で歌ったんです。だからレコーディングではもっと声を張ったほうがいいのかなと思って歌ってみたんですけど、千葉"naotyu-"直樹さんからは「ボイスメモの時のボソボソした感じがすごくよかった」と。
「ファンの皆さんにとっても意外性があって嬉しいんじゃないか」とも言っていただけたので、Aメロはボソボソと、Bメロでちょっと声を出して、Cメロで弾ける感じになりました。
最初は「こんなにボソボソ歌って大丈夫かな?」っていう不安もあったんですけど、完成したものを聴いたら「こんな風になるんだ!」と納得しました。編曲家の方って本当にすごいなと思います。
ーー歌い方に合わせてオケの展開も変わっていくので、一曲でいろいろな三澤さんが楽しめる曲ですよね。
そうですね。現時点ではまだ楽曲の一番までしか公開できていないので、早くフルバージョンを聴いて欲しいです。
個人的にはDメロがめっちゃ好きなんですよ。どんな曲でもそうなんですけど、急に調子が変わる展開が大好きで、私的にはココがいちばん強く伝わるように心を込めたつもりです。手を前に大きく伸ばして歌っているイメージですね。
ーーDメロと言うと「嬉しくても辛くても 夜は明けていくから」の部分ですね。たしかにグッと来ました。
私自身、辛い時になんども歌に救われた経験があるので、私が誰かの辛い心を引っ張り上げることができるかどうかは分かりませんけど、そんな気持ちを込めて歌っています。
ーーこの歌に救われる人もいると思います。
私の場合、「全部任せとけ!」みたいに力強いことはとても言えないんですけど、この曲が少しでも誰かの背中を押すきっかけになってくれたらすごく嬉しいです。
ーー 「With You」もそうですが、三澤さんの楽曲はどれもハッピー全開というよりは、辛い心に寄り添うものが多いですよね。
そもそも私自身がそういう人間なので。あまりに明るい楽曲だと、歌っていてもちょっと拒否反応が出ちゃうと言うか(笑)。私にはミドルテンポくらいがちょうどいいのかなって思います。
ーー改めて「I’m here / With You」の聴きどころを教えてください。
4月に再びソロデビューして、こうしてすぐにセカンドを出すことができたことに感謝したいです。セルフプロデュースの名目通り、楽曲からビジュアルまで全てにこだわって作りました。
「I’m here / With You」は必ずしも王道とは言えない表現かもしれませんが、それが自分の音楽だと思っていますし、どちらの楽曲も未来に向かって進もうとする気持ちを込めていますので、いろいろな方に聴いていただきたいなと思います。
でもすべてはセールス次第なんです!(笑)。1stシングルの時も言いましたけど、皆さんの応援を無駄にしないためにも、ぜひご購入をお願いします。
ーーゆくゆくはライブなどもできたらいいですよね。
もちろんです。こんなご時世ですのでいつになるかは分かりませんが、いつか皆さんの目の前で、生で歌を届けることができたらいいなと思っています。
ーー三澤さんは「#StayHome連載」で、おすすめの“おうちエンタメ”は「ハロプロ(ハロー!プロジェクト)」と答えていました。改めてハロプロの魅力について教えてください。
やっぱり20年以上も続くプロジェクトなので、まずはその伝統の長さが魅力ですね。ずっと昔からの伝統を受け継いでいる女子校というか、職人集団というか(笑)。
偉大な先輩たちが作り上げた礎を、後輩たちが守りながらも新しい形へと進化させていく、そういう姿勢がハロプロのいちばんカッコいいところだと感じます。
ーー三澤さんご自身は、いつからハロプロが好きになったんですか?
それこそ物心が付く前からモーニング娘。さんの「LOVEマシーン」とかを聴いて育って来たんですけど、ハロプロというグループ全体のことが好きだと明確に意識したのはBerryz工房さんがデビューした時です。
まだ小学生なのに、同い年の子たちがアイドルとして世に出て行くなんてすごいなって驚きました。それから「Berryz工房ってモーニング娘。と同じ事務所なの?」って気が付いて、ハロプロ全体を追うようになっていきましたね。
ーーちなみに推しメンはいるんですか?
基本的にはどのグループのどの子も大好きです。ただあえて活動中の子でひとりを挙げるならJuice=Juiceの宮本佳林ちゃんです。彼女ももうすぐ卒業しちゃいますけど。
ーーどんなところが好きなんですか?
プロ意識が高くてストイックなところです。歴代でいちばん好きなのが松浦亜弥さんや嗣永桃子さん、道重さゆみさんなんですけど、それも全部同じ理由なんです。
表現者としてやることはしっかりとやり、ファンも最高に大切にして、それでいて一切の努力を表に出さない。そんなプロ然とした姿に憧れますね。
ーーアーティストとしての目標でもあるんですね。
そうですね。全然及びませんけど、できれば私もそうありたいと思っています。
ーーしかし20年以上の歴史を誇るハロプロだけに、ファンでも全てを追うのは難しそうですよね。
逆に掘っても掘っても出てくるので、それも魅力のひとつなんですよね。私が最近よく聴いているのは太陽とシスコムーンなんですけど、それも昔は知りませんでしたから。
ハロプロって昔の曲を今の子たちが歌ったりもしているので、それで昔の曲やグループを知ることも多いんです。同じ曲なのに歌う人が違うだけでこんなにも違う表現になるんだっていう楽しみもあって、ほんと、驚きと楽しみが尽きないんです。
あとは何より根本的につんく♂さんの作る楽曲と歌詞が素敵なんですよね。ハロプロの歌詞に登場する女の子像って、私が目指す女の子像でもあるんです。田舎生まれでお父さんとお母さんにちゃんと愛されて育ってきて、都会に出てきて一生懸命頑張っている感じ。
ステージの背後に両親の姿が浮かんでくる歌が多くて、実際にハロプロのメンバーもそういう雰囲気の子が多いから、歌っていても自然で無理がないんですよね。
昔はつんく♂さんのことをコミックソングを作る”面白おじさん”だと思っていて、「なんでお米に感謝してるの?」(Berryz工房「行け 行け モンキーダンス」)とか思っていたんですけど(笑)。歳を重ねた今ではその意味もわかるし、歌詞も深いなと感じます。
ーー三澤さんもいずれはコミックソングを?
いやいや、私には作れないですし、そもそも私のキャラクターに合わないと思いますよ。
あ、でももしハロプロを卒業したメンバーがソロ活動をするとなったら、ぜひそういう楽曲を作って提供してみたいですね。それが将来の私の夢かもしれません(笑)。
ーー本当にハロプロが大好きなんですね。
(プロフィール)
Profile●みさわ・さちか='93年1月13日生まれ、山梨県出身。O型。2009年にTVアニメ『シャングリ・ラ』の蒲郡由里役で声優デビュー。主な出演作は『アクセル・ワールド』(黒雪姫/ブラック・ロータス役)、『BanG Dream!(バンドリ!)』(青葉モカ役)、『 俺を好きなのはお前だけかよ 』(コスモス(秋野桜)役)、『魔法少女 俺』(御翔桜 世役)など多数。2020年4月にユニバーサルミュージックよりCDデビュー。ソロ名義としては約5年ぶりとなるニューシングル「この手は」がリリースされたばかり。(ザテレビジョン・取材・文=岡本大介)
(出典 news.nicovideo.jp)
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